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  ジャボチカバ

ジャボチカバはどんな植物?

まずはご覧下さい。


ジャボチカバの花
ジャボチカバの花

ジャボチカバの果実
ジャボチカバの果実

 

面白いでしょう?ジャボチカバはなんと、幹に直接花が咲いて実が成るんです。
(人によってはちょっと気持ち悪いと思うかもしれませんが。。。)
しかも、美味しいんです。

ジャボチカバは南米原産の、とても美味しい実のなる果樹です。

 

ジャボチカバはどんな味の果実?

味の感想は人によって様々。見た目通りブドウの味だとか、リンゴやナシの風味がするという感想も。私はあえて言うならブドウとライチを合わせた感じでしょうか。

でも、ジャボチカバはやっぱりジャボチカバの味なんですよ。ぜひ一度食べて欲しいです。
爽やかで濃厚な甘味と独特のトロピカルな風味もあって私はとても好きです。

実の大きさは2センチぐらいと小さく、緑色からつやつやの黒に近い紫になったら食べ頃です。
ただ、残念なことに実の中に大きな種が1~2個入っていて食べる部位がほとんどありません。ただでさえ小さな実なのに(泣) 

 

果実の大きさ(10円玉との比較)

大きな種(涙)

 

じゃあ、どうやって食べるかと言うと、口の中に放りこんで噛んで「果汁」を楽しむんです。種と皮はぺっぺして下さい。
えっ、たいした味じゃない?いいええ、この味は小さいの一粒食べたぐらいじゃ分かりません。
5個10個と次々に食べることで濃厚で爽やかな味に浸れるんです。うんまーい。

ジャボチカバの果実は味が落ちるのが早くあまり日持ちしません。でも収穫したらすぐ冷蔵庫に入れれば1日2日は美味しく食べれますし、冷凍すればもっと伸びます。(ちなみに収穫が遅かったり、放置したりすると、皮にしわがよって、ちょっと発酵させた感じの葡萄味になります。うん、これは正に葡萄、トロピカル風味全く無し(笑))

私は収穫したらすぐに洗ってタッパに入れて冷蔵庫で冷やして楽しんでいます。冷やすと甘さがより上品になるんですよ。お勧めです。日本ではなかなか市場に出回らない、足が早い果物をもぎたてで楽しめるのは育成者ならではの特権ですね。
たくさん採れるようになればジャムにしたりもできるので楽しみが広がります。
原産地のブラジルでは市場にも出回り、アイスなどの加工用にも使われるようです。

 

ジャボチカバの種類(品種)

ジャボチカバは葉の大きさや形などによって大きく3つに分類でき、特徴が異なります。

種類と傾向
・大葉系(サバラなど):四季成り:味良好
・中葉系(アッスーなど):二季成り:果実大:味酸っぱめ
・小葉系(ミウーダなど):二季成り:耐寒性やや強:結果年数遅い:種小さめ:味良好

「四季成りジャボチカバ」と言う名称で販売されているのは一般に大葉系のサバラです。
小葉系は種が小さめで味が良く、中葉系の味は酸っぱめと言われています。
(私は大葉系しか食べたことありませんが(汗))
果実の大きさは中葉系が大きく、品種によっては500円玉大になるものもあります。

 

ジャボチカバの葉

ジャボチカバは常緑樹で、葉の色は綺麗な緑色です。冬場などの季節的な変動や調子を落とすと葉の先端が黒くなります。(生理的な部分もあり、通常、深刻な状態ではありません。)

 

ジャボチカバの葉(大葉系のサバラ)
ジャボチカバの葉(大葉系のサバラ)

私が育てているサバラは
大葉系の品種ですが
そんなに大きな葉じゃありませんね。
(実はサバラじゃないとか?(笑))

 

 

ジャボチカバの苗の価格

苗の価格は大葉系が一番流通しており、他の品種と比べて安く、ネット上では実生苗で1000円~、接ぎ木苗で3000円~と言った感じです。2年生、3年生など何年か育てられたものも売っています。中葉系、小葉系の場合は値段が少し高くなる傾向があります。(価格は一般的に、大きさ(育成年月)や希少性に比例します。)

育てる場合は、接ぎ木苗をお勧めします。
ジャボチカバは種から育てた場合、実を付けるまで10年近くかかると言います。
接ぎ木苗の場合は結実まで3年~4年が目安です。3年生の接ぎ木苗などは短い期間で実をつけ始めるので、より早く収穫を楽しめます。また1年生より丈夫で耐寒性も高くなっています。

ジャボチカバをお店で見かけることは少ないので、ネットで探してみるといいですよ。

 

ジャボチカバの育て方

元々この木は暖かい南米原産の常緑樹です。ブラジルなどでポピュラーな果樹で「庭にジャボチカバを植えれば孫の代まで収穫できる」と言われるほど元気な木なので、大切に育てれば長く楽しめます。あまり手間もかかりません。

地植えまたは鉢植えにして育てます。日なたが好きなので、外のなるべく陽当たりと風通しの良い場所にで育ててあげて下さい。夏の直射日光も問題ありません。耐寒性が高くないため、沖縄や九州などの暖かい地域以外は、鉢植えで育てて冬は室内に取り込むことをお勧めします。

 

ジャボチカバの植え方>
植える土は、一般的な果樹用の培養土と赤玉土で問題ありません。(植木鉢で育てる場合)
植え方はこちらを参考にして下さい。

ジャボチカバの育成温度>
育成適温は15度以上。冬場は10度以上が理想です。成木は耐寒温度0~3度程度、短時間なら-3度ぐらいまでは耐えるようです。

九州や沖縄などの暖かい地域なら地植えが可能ですが、それ以外の地域では植木鉢で育てて、冬は室内に入れるのをお勧めします。
関東地方の場合、室内でなら無加温で越冬可能です。(最低室温5度程度を想定)
室温が寒くて葉が落ちるような環境や小苗の場合は、以下の様な保温対策をしてあげて下さい。(状況に応じて複数。)

保温対策例:
こちらを参照して下さい。

私の環境(関東)の場合、11月頃に室内に入れ、5月頃に外に出す感じで育ててますが良好です。
(夜から朝方の最低気温が15度を上回るぐらいから室外を目安にしています。)

沖縄や九州など暖かい地方以外では地植えはお勧めしません。あまり寒くなると葉を落とし、地上部が枯れ始めます。寒さに耐えたとしても本来、常緑の木を毎年寒さで落葉させるのは成長の阻害にもなりますし、霜などで枯れるか枯れないか試すのは私には怖くてできません。

昨年は寒かったせいもあり、室内でも初めて全ての葉を落としてしまいました。(引っ越して直ぐで、結構寒い部屋に置いたせいもありそうです。)
今までなかったことなので少し心配でしたが、6月近くの現在、また元気に一斉に芽吹き始めています。

ジャボチカバは、成長と共に樹皮がかさぶたのように剥がれる形で幹が太くなっていきます。白樺の木みたいな感じですね。成長しているのが実感できて、ぽろんと取れていくのを見ているのは楽しいですよ。

ジャボチカバの日常の管理>
水は土の表面が乾いたら、たっぷりと水が鉢底から抜けるぐらいにあげて下さい。
肥料は3か月おきに醗酵油粕の固形粒を規定量与えています。
それで元気に育ってくれています。

日なたが好きなので、なるべく陽当たりの良い場所に置いてあげて下さい。夏の直射日光も問題ありません。
光が一方向から当たりやすい場所で育てる場合は、特定の方向にばかり枝が伸びないように定期的に鉢を回してあげましょう。樹形に癖がつきにくくなります。

室内で越冬する際は、冷気に当たらないように、光の当たる範囲で窓際から少し離して育てて下さい。
室内環境で育てる際は、植物にクーラーやヒーターなどの風が直接当たらないようにして下さい。(どんな植物にも言えることですが。)

剪定は余り必要ありませんが、枝が込み入った場合は軽く切って陽当り、風通しをよくしてあげましょう。

病気にもならず、虫もほとんど付きません。アブラムシやカイガラムシが付く場合があるようですが、私の場合は今までついたことないです。(追記)去年、田んぼや林に囲まれた田舎に引っ越したら、芋虫が何匹もつきました。出たばかりの若葉をむしゃむしゃ食べまくられました(泣)基本的に病害虫には強いですが環境により注意して下さいマセ。

ジャボチカバの収穫>
自家受粉します他品種など植えなくても一本でたくさん結実します。人工授粉は必要ありません。

四季成り種は環境によって春や初夏、秋口などに花が咲き、開花から3、4週間で収穫できます。実の色が緑から真っ黒に近い紫になったら食べ頃です。あまり放っておくと皮が縮んで発酵したような味になってしまいます。
収穫は手で簡単にできます。果実をつまんで左右にひねるとポロっと採れます。
収穫後は味が落ちやすくあまり保存がきかないので、冷蔵庫に入れて1~2日以内に食べましょう。

 

私の育ててるジャボチカバの品種

私が育てているのは、一般に「四季成りジャボチカバ」として売られているもので、大葉系の「サバラ」と言う品種の接ぎ木苗だと思われます。

サバラの特徴としては、果実が四季成りで、ジャボチカバの中では最も多く流通しており、値段も他の品種と比べ手頃で、手に入れやすい品種と言えます。綺麗な緑の葉で樹形も良く、観葉植物としてもお勧めです。

暖かい地域では四季成りみたいですが、実際に果実のなる頻度は環境によって異なります。
私の住んでいる環境(関東)では、毎年5~6月頃にワッと花が咲いて3~4週間ぐらいで実が成り、収穫し終わった頃にまた花が咲いて2回連続で採れると言った感じです。
秋以降にも花や蕾、実が付きますが、そのまま成長せず春が来ると全部落ちてしまいます。
何年か試しましたが、今は秋以降の蕾は体力の消耗を避けるためにみんな手で落としてしまっています。
ここら辺は木が成熟してくればいろいろ変わるのかもしれませんね。

 

ジャボチカバの育成ノート

私がジャボチカバを育て始めたのが2012年なので、現在7年目という感じです。大きさは160~170センチぐらい(植木鉢含む)、幹の太さが太い所で4センチぐらいでしょうか。

当時、60センチぐらいの大きめの接ぎ木苗をネットで買いました。値段は6000円ぐらいでした。今ほど流通してなかったこともあり、ややお高めでしたが、丈夫でしっかりした苗でした。(誕生日プレゼントで買ってもらったんですけどね(汗)人からプレゼントされた植物はより愛着がわきますよね。)

最初は太い幹の部分を中心に成っていた実も、細い枝の方までどんどん成るようになっていきました。(年々細い枝が太くなってきてるからだけかもしれませんが(汗))
年を経るごとに収量もどんどん増えて、実の味も安定してきたように思います。

今までは狭いアパートで育てていたので12号鉢(容量14Lぐらい)のサイズが限界でしたが、それでも一生懸命に実を成らせてくれて年間で100個以上採れました。

収穫した果実の一部

今年は植え替えをして30Lレベルの大鉢にサイズアップしました。今までキュウキュウで可哀そうでしたが来年が楽しみです。

ジャボチカバを知らない人は果実がなってるのを見るとみんなびっくりします。
かわいい花が咲き、見た目も興味深く、そして美味しい実もなる。
ご家庭に一本、お勧めの果樹です。

 

2018/5
2019/6 追記

こちらもどうぞ>
園芸日誌:アイスクリームバナナやコーヒーの木、ラズベリーなど色々育てています。
植物図鑑:島とうがらしを追加しました。越冬させて何年も育てています。


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