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防寒対策

耐寒性の弱い植物は冬季は室内に入れ、「基本事項」を確実に行って保温に努める。
その他、植物の耐寒性や育成環境に応じて、「追加事項」を1つまたは複数実施する。基本的に屋内向けだが<屋内・屋外>のマークがついたものは、屋外で育てる植物の防寒・霜よけとして利用可能。

屋外で育てられる植物でも、地方ごとの気温差や、成木になるまで寒さに弱い場合もあるので、植物に応じて防寒対策を行うこと。

基本事項(屋内)>
・昼間、なるべく陽当りの良い場所に置く
・冷暖房の風が直接当たらない場所に置く
 
・夜間、部屋のカーテンを閉める
・夜間、鉢植えを窓際に置かない

追加事項>
・鉢周りに保温シートを巻く(プチプチやアルミ保温シートなど。)<屋内・屋外>

水受け皿ごとぐるっと巻いてテープで止める。巻く高さは鉢より少し高めにする。鉢の上は塞がないこと。塞いで蒸れるとカビたり病気の原因になります。
また、水受け皿に水が溜まらないように水やりは控えめにして下さい。皿ごと巻いてしまうので、溜まった水が抜けずに蒸れの原因になる可能があります。保温シートをクリップで留めて、すぐにシートを外せる巻き方をするなど、アイデアで対応して下さい。
鉢の大きさに合った発泡スチロール箱やダンボール箱に入れて鉢を囲っても、保温シートを使うのと同様の効果が見込めます。(上は開けること。)

・鉢皿の下にクッションマットをひく
(床からの冷気の遮断と保温効果。ホームセンターや100均で売っています。)

・緑化テープ(麻のテープ)や不織布を、幹や枝に巻く<屋内・屋外>
鉢植えカバーシートをつける<屋内・屋外>
・不織布で植物全体を覆う<屋内・屋外>
(不織布は光を透過するタイプを選ぶこと。一般に遮光率10パーセント程度のもの。)

など。

他にも、夜間だけ鉢植えにダンボールをかぶせるなどの方法もありますが、個人的な経験ではうどん粉病にかかったことがあるので、ご自身の判断でお願いします。

薄い不織布とかで保温対策の効果あるの?と思われるかもしれません。
実際、数値上の温度はほとんど変わらないですが、効果はとてもあります。人間でもほら、素肌に直接冷たい風が当たるのと、薄い布一枚挟むのとでは奪われる熱が、体感が全然違いますよね。植物に洋服を着せてあげるようなもんですね。(笑)
また植物自体がその寒さに耐えることはできても、霜にあたってしまうと、甚大な損傷を受ける可能性があります。これらの対策は霜よけの意味もあるんですね。

屋外の実例ですと、関東で温州みかんに保温対策をした場合としなかったの経験があります。
温州みかんは柑橘系の中でも耐寒性が弱く、特に幼木はとても弱いのですが、同じ地域で同じ時期に植えた株で、緑化テープ、不織布、鉢カバーをした方は全く問題なく春を迎えましたが、しなかった株は枯死寸前までになりました。霜などの影響だと思われます。(同時期に買ったうちとご近所さんの例なんですけどね。)


 
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