今年は果樹の根本から防護ネットを巻いたおかげか、テッポウムシ(カミキリムシの幼虫)の被害は無かったんですが・・・。
安心していた矢先に、イチジクがやられてしまいました。(泣)やられたのはゼブラスイートです。
ああー、2、3日、雨が振ったり止んだりで、水やりしなかったので気が付かなかったよー。悲しい。。。
テッポウムシはカミキリムシの幼虫で、木に穴を開けて中を食い荒らす「最悪の害虫」です。(人間から見ればですが。)
木の内部に侵入するため駆除しにくく、気がつかない内に木を瀕死の状態に追い込むので要注意です。木の幹や根元に木屑が出ていたらやられているサインです。
今回は防護ネットの下から木屑が出ていた所もあったので、木の高い所から中に入って、そこから下へ降りていったのか、はたまたテッポウムシじゃなくてヨトウムシとか別の潜り込む虫なのか?ムキー!
さっそく、強い味方、殺虫剤のキンチョールEを使いました。
この殺虫剤はテッポウムシ用ともいえる管状のアタッチメントが付いていて、テッポウムシが開けた穴に管を差し込むことで、木の中まで殺虫剤を噴射できるんです。
木屑をどけて小さな穴を探して、管を挿して噴射!食らえー!
通常、中で薬液が充満して、挿した穴から液が戻って出てくるまで噴射し続けるんですが、今回は噴射したとたん、別のいくつもの穴からプシューっと噴き出してきました。
うおっ、びっくりしたー、こいつ穴あけまくりかよ!(怒)こりゃテッポウムシだなあ。
他にも液が噴き出てこない木屑の場所が見つかったので、そこにも挿してブシュー!また別の穴から出てきたよ!お願い、ほんと、もうやめてー。(泣)
ああ、でもこれで一安心。これで落ち着くといいんだけど。しばらくは目が離せませんね。
という訳で悪い話はおしまい。良い話もないとね。
私が育てているイチジクはもう一本ありまして、ゼブラスイートの隣にバナーネがあります。
バナーネは巨大果の二季成り品種で、「ロングドート」とも呼ばれます。
こっちは現在、初結実中です。
最初は2、3個かと思っていた実が、いつのまにか10個は確認できるように。
そう言えば、すっかり忘れてたけど、無花果と書いてイチジク。つまり、イチジクは花が咲かないで結実するんですよ。(正確には果実の中に花があります。)
結実した中で特に1つだけ、大きくなって結構、黄色く色づいてきた実がありました。
これは普通のイチジク(ドーフィン)と同じぐらいの大きさなので多分、秋果かと。巨大になる夏果は今年は生らなかったね。
よく見るとこの実、表面が蜜っぽくなってない?柔らかいし収穫かな?バナーネの収穫は初めてなんで、よく分からないことだらけ。(汗)
よし、初収穫だ!一か八か収穫してみました。
イチジクは緑色で収穫時期の品種もあるので。きっと、大丈夫っしょ。
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収穫したイチジク(バナーネ)
バナーネは二季成り品種です。
夏果は7月頃で巨大なので
これはたぶん秋果かと。 |
早速、食べてみました。お味は・・・
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バナーネの果実
見た感じは良い感じだと思いません? |
うえー、美味しくない・・・、、、全くもって早かったな、これ。
なんか薄っすらと、ほーーんの微かに甘味を感じるだけで、全然、味が無い。
まるで腐りかけの柔らかくなった山芋の様な、妙な粘りとシャクっとした食感が、イチジクの繊細なプチプチ感と微妙なハーモニーを奏でて、おおー、なんて気持ち悪い。お腹痛くならないかしら。
この慣れない新食感は初体験ですわね、奥様。(グルメ風に(笑))
うーん、結構、黄色くなってたけど、これでもだめなんだ。次はもっと赤みが差すまで待つとしよう。
ほんと収穫って難しいですね。まあ、次の収穫の勉強という事で。
まだまだ、収穫はこれから。楽しみです。
追伸:
ぎゃあああ、ざくろもテッポウムシにやられてるしー。
はあ、防護ネット、改良が必要ですね・・・。
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