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畑を不織布で覆う農法
2019/7/10
<園芸>

畑って大変ですよねー。私、以前、0.5坪ぐらいの小さな小さな畑もどきやったことあるんですけど、それでも雑草、茂る茂る。土の栄養分取られるし邪魔だし、これって何とかできないかなーってずっと考えてました。

それから、時は立ち、引っ越してからはそれよりは大分大きい家庭菜園を持ちました。

そこで、考えていた農法を試すことにしました。その名も「ゼロ農法」!!
どんな農法か簡単に言うと、畑を防草シート(不織布タイプ)で全部、完全に覆ってしまい、そこで農作物を育てます。
雑草に困ってる方にお勧めします。

 

ゼロ農法

全体のイメージ
ぴったり並べたシートとシートの合わせ目に小さな隙間を作り苗を植える。

 

ゼロ農法 全体のイメージ
全体のイメージ

 

 

やり方

1、畑に防草シート(不織布タイプ)を敷く
畑に横一列に、防草シート(不織布タイプ)を、隙間なくぴったりとくっつけて並べて敷き、畑を全部、完全に覆う。(以降、防草シート(不織布タイプ)を「シート」と呼びます。)

 

畑
畑にシートを並べて敷く
畑と畑(シートを敷いた後)

畑にシートを並べて隙間なく敷く。

 

 

2、並べたシートとシートの境目(ライン)をめくって苗を植える
苗の前後のシートをひっぱり、シートをピンで止めて、茎の育つ分の隙間を固定する。(苗の所だけ2センチぐらいの隙間を空ける。)

苗が小さい内は不織布との擦れに弱いので隙間を広めに開けて下さい。ある程度成長すれば不織布は全く物ともしなくなります。(えっ、それじゃ隙間がゼロじゃない?それは小苗の内だけで大きくなれば太くなって隙間も消えますよーだ(笑))

ピンの替わりに支柱や重し(レンガなど)を使ってもシートの隙間を作れます。詳細は後述。

 

苗を植えて隙間を固定する
ラインに沿って苗を植える

苗を植えて周囲の隙間を固定する。
植える苗の分、作業を繰り返す。

 

 

ピンの打ち方(支柱のさし方)
シートを引っ張って隙間を作り 、ピンを打って隙間を固定する。苗の片側、または両側、状況に応じて複数のピンを使用する。
ピンはシートの端ギリギリではなく、1、2センチ離して打つこと。こうすることで シートがめくれる余裕ができ 苗が太くなるにつれて シートの隙間が自動的に広がる。

 

ピンの打ち方
ピンの打ち方

シートの端、ギリギリに打たないこと。

こうすることで、植物の成長に合わせて、
シートからピンまで(矢印の範囲)が
自動的にめくれて隙間が広がる。ゆとり。

 

 

他に、支柱でもシートの隙間を作れます。
風などでシートが確実に動かない状態にしてあれば、太い支柱や細い支柱を苗の横にさすだけで隙間を作れます。実際にやってみて特に問題ないです。
苗の横や手前、奥など、苗の大きさや形状に応じてさす位置を試してみて下さい。
(支柱を「さす」って漢字どれ?(汗))

 

ピンと支柱で留める
支柱で作った隙間

写真はピン、太い支柱、細い支柱の合わせ技。
まあ、たまたまですけど(笑)

 

その他、別に隙間を作れれば何でもOK。レンガとか置いても隙間作れます。アイデア次第ですね。

 

 

ラインを引く
植える苗が多い場合などは、必要に応じて杭を打ってラインを引いてから植える方法も考えられます。真っすぐに苗を植えられますのでシートを敷いた時、シートが苗を擦りません。
植えた後に杭を残しておけば、次年度にも流用ができます。
やったことないですが(笑)

 

ラインを引く
ラインを引いて苗を植える

たくさんの苗を、真っすぐに植える場合
ラインを引いて先に植えてから
シートを敷くのもありかもしれません。
やったことないですけど。(笑)

 

 

以上。これだけ。(えっ、これだけ(笑))

不織布の隙間ゼロ、雑草ゼロ、労力ゼロと言う意味から、開発者の私が「ゼロ農法」と名付けました、勝手に名付けた!!!かっこいい!!画期的!俺って天才じゃね?みんなパチパチー
(こんなの、同じ様な事とっくにやってる人いるでしょー?(笑)でも、私の周囲やネットではちょっと見当たらなかったんで。こんなのイチゴとかのマルチ栽培と似たようなもんだって?うっせ(笑))

冗談はさておき。。。やってる人、見当たらなかったので書いてみました。ご参考まで。

 

栽培結果
去年初めてやってみたんですが、さすがに隙間が0だと、風とかで不織布と不織布に挟まれて苗の茎が擦れて傷むかなと思い、まずは不織布と不織布の隙間を5センチほど空けてやってみました。

しかし・・・
苗を植えてしばらくするとまあ、あらーと思う間もなく、隙間から雑草がわんさかと伸びる伸びる。雑草は抜いても抜いてもまた出てくる出てくる。ここ開墾(笑)するまで荒地だったからなあ。
ムキー!種が無くなるまでどれぐらいがんばらないといけないの?(涙)

めんどくさがりの私は、その段階で匙を投げてしまいました。雑草に栄養を取られたせいか、苗の成長もかなりいまいちでしたね。(スイカだけは結構取れたけど。)
やめてっ、収穫ゼロ農法とか言わないで!(汗)だからあー、今回は試しだから、た・め・し!
はい、気持ちリセットして来年、来年。

そして、今年!今年は去年の失敗を改善した上で、隙間を0にしてみました。
(正確には苗の前後1センチぐらいをピンで留めて、2センチぐらいの隙間を作ってますケド。)

結果から言うと、今現在、概ね良好です。
なす、きゅうり、トマト、かぼちゃ、ピーマン、スイカ・・・他にもいろいろ植えてますが、どれも育成状態、良いと思います。(あ、小玉メロン病気がち。農法とは関係ないと思うけど。)
きゅうりはバンバン、トマトもピーマンもたくさん花が咲き、収穫始まってます。
雑草が無くなった分、肥料のまわりもかなり良くなった気がします。

近所の人も最初は「変なことやってるー」って目をしてましたが(特に去年は失敗したし、、、)、今は「これいいね。」って褒めてくれます。「いいね!」頂きました。(笑)

 

擦れても大丈夫
成長したトウモロコシ

これぐらい成長すれば
シートの擦れなんかへっちゃら。

よく見ると、ここはピン打ってませんね。
支柱だけのとこみたい。

 

雑草抜きもほとんど不要。
たまに隙間からちょこっと出てくるハマスゲやスギナ、ドクダミを抜いてやるぐらいなので、全然たいしたことありません。
さんざん悩まされた憎っくきハマスゲを「この往生際の悪いヤツめ。」と抜き取るのは気持ちがいいです。(笑)(雑草についてもその内書きたいと思ってます。)

 

しぶとい雑草(ドクダミ)
しぶとい雑草

ドクダミが生えてますね。しぶといっ。

 

 

という訳で。
このやり方をさらに詳しく知りたい方は「その2」をご覧下さい。
現状思いつく、この方法の特徴と、利点と欠点を書いています。 

その2へ続く>

 

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