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植木鉢のカバーシートの作り方 その3
2019/5/15
<園芸>

シートの型を作る

必要に応じて、シート作成用の「型(かた)」を作ります。
植木鉢を使ってしまった後も、型があれば同じサイズのシートを再度作れます。
よく使うサイズの植木鉢はシート用の「型(かた)」を作っておくと便利ですよ。
(植木鉢を使い始める前に、何枚か予備シートを作っておけば不要かもしれません。)

型は100均のフロアマットなどを材料に使うと安くできます。
作り方はシートと同じ要領で、マットに円を書いて切り抜いて下さい。

 

植木鉢のカバーシートの型(かた)
マットで作った型(かた)

シートを作る時にペンで縁取るので
ある程度の厚みと硬さがある
素材で作るのがいいです。

 

 

ピンの作り方

シートが風で飛ばないように押さえるピンを作ります。
今回は自作しますが、市販の防草シート用の小型杭などの留め具を流用してもいいですね。

材料に使うのは1.6mmのステンレス線です。1.6mmだと硬めなので曲げるの少し力をつかいます。(男なら大したことないですけど。)
太いほど硬くなり、曲げにくくなりますが、太い方が土に噛みやすいです。1.5mmか1.6mm位がお勧めです。

材質はステンレスがお勧めです。鉄線より値段が高いですが、錆びにくいので長く使えます。(質の悪いステンレスの場合は錆びますが。100均のステン製品ってよく錆びるよなあ。)

 

ステンレス製の針金
留め具に使うステンレス製針金
(1.6mm軟質15m)

カインズで購入。確か600円しなかったと。
安いね!特売?普通1000円以上するよね?

 

作り方は単純。針金をペンチで曲げて、コの字型にしてカットするだけ。
作業時は必ずゴーグルを着けて下さい。針金の破片が飛ぶ場合があり危険です。手元が滑らないように作業手袋もやった方がいいですね。

私は大きさ別に何種類か作ってますが、「幅3センチ、長さ9センチぐらい」のものがいろいろなサイズの鉢に使えて便利です。

 

コの字型のピン
コの字型のシートピン

幅3センチ、長さ9センチぐらい。
汎用性が高いオールマイティタイプ。

 

いろいろな大きさのピン
いろいろなサイズのピン

用途に応じて使い分けができます。

 

 

カバーの着け方

1、シートの切れ目を開き、植物の主幹に巻くようにして、中心の穴に通す。
(以後、このシートの円の中心までの切れ目を「カットライン」と呼びます。)

2、そのままシートを植木鉢の土の上に置き、設置位置を調整する。
植物の主幹が植木鉢の中心にない場合などは、植木鉢の中心とシートの中心が重なるように、シートをさらにカットしてかぶせる位置を調整して下さい。

3、シートをピンで固定する。
シートは柔らかいのでピンで簡単に刺せます。
シートの対角線上、4か所、または6か所か8か所を必要に応じてピンで刺して下さい。
その際、ピンを「く」の字に軽く曲げてから刺すと抜けにくくなります。

※カットラインはピン留めしないで、めくれるようにしておいて下さい。

4、カットラインに重しを置く。
シートが風でめくれないように、カットラインに石などの重しを置きます。

定期的にここからシートをめくって、土の水切れを確認して下さい。確認用のラインですね。

 

植木鉢にカバーシートを着けた状態
植木鉢にカバーを掛けた状態

支柱などを刺す場合など、
必要に応じてシートを追加カットして下さい。

支柱を直接突き刺すだけでも簡単に穴が空きますが
カットしておいた方が支柱を抜いた時、穴が塞げます。

 

以上で作業完了です。お疲れ様でした。いろいろ自分流に試行錯誤して下さいね。

 

 

<水をかける時の注意点>

たまにシートに水をかけても、部分的になかなか水が抜けない、通水が悪い場合があります。
(この場合、抜けてない部分のシートの色が水で濡れた色になっていない。)

原因ははっきり分かりませんが、不織布が空気を含んで水を弾いているのかもしれません。

このまま水をかけても、特定の部分にだけ水が集中して流れ、他の部分は乾燥したままになる可能性があります。
こんな時、私は弱い水をシート全体にざっと何回かかけて、少し待って十分に水をしみ込ませてからかけたりしています。いつもより高い位置から水をかけるのも、水の勢いで抜けやすくなります。
屋外置きの植木鉢なら、ホースのシャワーを少し強めの水流にして当てれば、直ぐに抜けます。(シートの色が変わるので分かる。)

また使い始めも水が抜けづらい場合があります。(シートに粉のようなものが含まれているため?有害じゃないよね、これ(汗))上記と同様にやってみて下さい。

 

 

参考:防草シート(不織布タイプ)の分類

参考までに、私が使ってきた防草シート(不織布タイプ)を「柔軟性」を基準に、主観で分類してみました。植木鉢や畑、通路など用途に応じて使い分けしています。

 

参考:防草シート(不織布タイプ)の分類

柔軟性 耐久性
(目安)
通気性
通水性
特徴 商品例
柔らかい
(布の質感)
2~3年 通気性・通水性が良く、柔らかいので加工しやすい。
マルソル
草よけシート ナチュラル
(日本マタイ社)
僅かに硬い
(紙っぽい)
5年 通水性・通気性は上記より少し落ちる。
耐久性が上がっているので、畑など人が上に乗ったりする場合に向いている。
マルソル
草よけシート ナチュラル Plus
(日本マタイ社)
硬い
(プラの
フィルム感)
7年 耐久性が高いので、人が頻繁に通る通路の防草などに。
上記2製品に比べ、少し通水性が落ちる。
DCMブランド
丈夫で長持ち 雑草ガード
不織布タイプ

 

今の市販品は、大きくこの3つのタイプに分けられると思います。
ご覧の通り、傾向としては、柔らかいものほど通気性・通水性が良く、耐久性が落ちます。
なので、硬いものほど通気性が悪い分、逆に保温性は高いと思われます。

ナチュラルプラスの方はここ1年ぐらいで見かけるようになったので新製品じゃないかと。(以下プラス)

プラスを畑で試した感じでは、ナチュラルより少し硬めなので、土の凸凹でシートが少し浮き易かったです。ナチュラルの方が柔らかいので、土の凸凹に密着しやすく風に飛ばされにくいですね。(設置したのは、耕したばかりの、土が柔らかく留め具が抜けやすい状態です。)
半面、硬い分、プラスの方が上に乗った時の耐久性はある感じですね。

プラスは畑で全量使っちゃったので、まだ鉢のカバーには試していません。
カバーにも特に問題ないと思いますが、初めての方は、まずはナチュラルの方を使った方が無難だと思います。(私が既に試してるので(笑))

それから、雑草ガード(硬いタイプの不織布)は強度があり長持ちするので、頻繁に歩く庭の通路の防草に利用してます。でも硬めなので丸まった癖が取りにくいので、カバーには向いてないかなと感じました。水をまいた時の吸い込みも、他の2つより少し遅いので水が溜まりやすいです。

用途に応じていろいろ使い分けしてみて下さいね。

 

<その2に戻る

 

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