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								電動の器具は園芸にいろいろ便利ですよね。ドリルや草刈り機、耕運機にのこぎり・・・。 
								ガーデンシュレッダーもその一つです。剪定などで伐採した枝を細かくしてくれます。 
								私がここに引っ越して来た時、庭が雑木林になっていたので、伐採や剪定でたくさんの木材がでました。(木も隣家に飛び出るような境界ギリギリの植え方しないでくれれば良かったのに。) 
								廃材は捨てるにも大量だし、枝を細かく切るのも大変。いっそまとめて埋めちゃおうかとも思ったんですが、でも木材って埋めただけじゃなかなか腐らないんですよね。細かくすればするほど腐りやすくなりますが。 
								じゃあ、太い幹の部分は無理でも、せめて枝は細切れにしてから埋めようとガーデンシュレッダーを購入しました。これは簡単に言うと枝の粉砕機ですね。これに枝を入れると2センチぐらいのコロコロ状にカットしてくれます。本当は細かいチップ状になるのが欲しかったんですが値段が高すぎる。。。これは2、3万円ぐらいでした。まあ、これからは毎年剪定することになるから使えるしね。
 
								でも、便利な機械でも、時には非常に危険なものにもなりえます。自分がガーデンシュレッダーで体験した危険な状況をお話させていただきます。シュレッダーを使う方は是非参考に。(作業前にゴーグルと手袋の着用を忘れずに!枝飛びますよ。)
 
								  
								私の使っているガーデンシュレッダー> 
								商品にもよりますが、安い価格帯のガーデンシュレッダーは大体こんなのです。 
								  
							
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								| ガーデンシュレッダーの各名称 
 枝の投入口に狭くなっており、
 人の手が入らないようになっている。
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								仕組みは大体こんな感じになってます。 
								1、枝をシュレッダーの上部についている投入口に入れる。2、中で巨大な回転カッターが枝を巻き込みながら潰すようにちぎり、その木片を下に落とす。
 3、落ちてきた木片をバケツなどで受ける。
 
								  
							
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								| ガーデンシュレッダーの構造 
 上から枝を入れて、下から切ったものを出す。
 シンプルな構造です。
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								単純な構造ですね。力任せにカッターが枝をバキバキちぎるだけです。メーカーでは、枝は乾燥すると硬くなるので、基本的に切ったばかりの柔らかい枝を粉砕することを推奨しています。商品にもよりますが、2~3センチ径の枝ぐらいまで粉砕可能です。
 
								シュレッダーの枝の投入口は狭いので手は入りにくいですし、投入口から刃までは十分な距離がとってあるので、通常使う分には安全は確保されています。(子供の手は投入口に入るので絶対やらせないで下さい。) 
								投入した枝は、通常は枝を支えているだけでカッターに引き込まれて、何もしないでも自然に入っていくのですが、枝の状況によって上から押し込まないと入って行かなくなったりします。カッターが枝を引き込む過程で、枝がくるっと左右に突然回転したりする場合もありますし、粉砕の衝撃で枝や機械が少しガタガタ暴れる時もあります。
 
								便利ですが、使うには注意が必要な機械です。 
								  
								私の体験談> 
								通常は安全ですが、私はある状況で、手を引き込まれかけ怖い思いをしました。皆さんも使用時には気を抜かずに注意して下さいね。 
								どんな状況で危険な状態になったかと言うと・・・  
								粉砕作業中、その時、私はこんな感じで枝を持ってました。Yの字形状のやや太めの枝を、投入口から30センチぐらい上で支えてる状態です。枝が入っていく流れに沿って上へと持ち替えていきます。まだ特に枝の形状に変化はありません。
 
								  
							
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								| 危険な作業の流れ1 
 Yの字形状のやや太めの枝を軽く持っている状態。
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								それから突然、一瞬のことです。枝が入っていく過程で、いきなりバチンッと、枝に強い力で手を挟まれました。その時は、「痛い」というよりも何が起こったのか瞬間的に理解できず、どこか他人事のような感じでした。
 枝の「Y」の字の部分が狭い投入口で閉じて「I」の字になったんですね。多分、枝も回転して指をまきこんでました。
 
								 
							
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								| 危険な作業の流れ2 
 Yの字形状の枝の根本が
 狭い投入口に圧迫されていく。
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								| 危険な作業の流れ3 
 「Y」の字形状の枝が、突然「I」の字になり
 つかんでいた手が挟まれる。
 
 結構、上を持っていたので、
 こういうことは全く想定していませんでした。
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								枝はそのまま容赦なくどんどん入っていきます。「ああっ!?」と思った時には、投入口と枝が噛んで何本か指の先を潰されました。咄嗟にガーデンシュレッダーが倒れるぐらいに、力任せに手を引き抜いたので、指は軽い内出血程度で済みましたが、もう少しでほんと大惨事になるとこでした。(実際は指先がすごい熱持って、パンパンに膨らみかけてたんですけどね。我が家に伝わる民間療法で急速冷却して難を得ました。すげー効くんですよ、これが。挟まれた手も軽い打撲で、手袋の下、軽く擦りむけてました。)
 
								怖かったー。(投入口がプラだったのも幸いでした。あれがもし硬い鉄製だったら・・・。ゾー) 
								  
							
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								| 危険な作業の流れ4 
 挟まれた手ごと投入口に引き込まれる。
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								ガーデンシュレッダー使用時の注意点>・投入口付近の作業は絶対だめ!(30センチ上でも危険の可能性あり。)
 ・枝のYの字の部分を持つのは危険!!特に太めの枝は注意!
 
								  
								枝は自然に入っていくのを支えるだけにして、押し込む場合は、枝が長い場合の時だけにして、かなり上部を持つように!投入口に近いほど枝は一点に集約されていくので、上の方の枝でも突然挟まれる危険があります。ガッチリと強い力で挟まれますよ。ほんと突然、一瞬です!
 作業中は気を抜かないで!緊急停止スイッチなんて押してる余裕なんかないよ!
 (ガーデンシュレッダーの説明書にもこう言う事、特に書いてないですね。Y字の枝に挟まれる危険性があるのは書いといて欲しいです。)
 
								  
								以上です。 
								枝の粉砕中は枝がはじけたり暴れたり、不意に力がかかる場合があるので、個人的には女性にやらせたくない作業ですね。もちろん子供は絶対ダメです!こういうのは男がやろーぜ。  
								さてと、春先に伐採した枝があるので気を付けて作業やりますか。便利な機械ですが、皆さんも気を付けて作業して下さいね。 
								  
								(枝の廃棄の後日談ですが・・・結果から言うと伐採した木は、太い部分もあり、枝も庭に埋めきれなかったので、残りは業者さんにお願いしました。ああ、細い枝だけなら一般ゴミで捨てられたんだけどなあ。
 
								最初、産廃業者に見積依頼したら2万5000円だって!高い!態度もすごく悪い業者だったので、ここでは絶対やらないことに。うーむ、ほかに廃棄してくれそうな所は・・・木のことなら造園業者はどうかな?
 いくつか近所の造園業者さんに問い合わせたら、ある業者さんが空き時間に特別にやってくれることになりました。本来は剪定と廃棄はセットで、廃棄のみではやらないそうですが。ありがたい。
 
								なんと廃棄料4000円!おおー、なんて良心的!1万ぐらいは覚悟してたのでこれは安すぎでしょ。(1万円超えたら、チェーンソー買って太いのを自分で細切れにするつもりでした。結局、後でチェーンソーも買っちゃったんですけどね(汗))おまけに年末にカレンダー持って挨拶に来てくれたよ。造園関係ある時はここにお願いすることにしよう。
 
								同じ状況の人は、ダメ元で造園業者さんに頼んでみてはどうでしょうか。) 
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