暖かい季節になってイチゴの花が次々咲いています。
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イチゴの花
これは「トスカーナ」と言う品種の花です。
いちごらしからぬ大きなピンクの花。綺麗ですよね。
これ欲しかった品種なんですけど、
イチゴは今年はこれ以上はやめとこうと思ってた所に
ホームセンターに小苗が15個ぐらい入荷(汗)
2か月ぐらい見てたんですが、なぜか全然売れない・・・。
うーん、毎年同じ品種が入荷するとは限らないし、
ネットだと3株単位とかになっちゃうし・・・。
まあ出会いが大切ということで、、、」
思い切って買っちゃいました(汗) |
本来のイチゴの時期は5月6月ですもんね。咲いたのを見つけては人工授粉をちょこちょこやってます。
桃薫なんかは3月ぐらいから花咲かせてましたけど、寒さのせいか光量のせいか、あまり大きな実にはなりませんでしたね。桃薫の果実はピンクなのでほんと収穫時期を計るのが難しいです。
ご存知のとおり、イチゴの果実を成らせるには、イチゴの花のおしべの花粉をめしべに付けてあげる必要があります。
私はイチゴの鉢を室内に置いてるので、受粉作業をしてくれるミツバチなどの虫がいません。
イチゴの場合、風だけでは受粉率が低く変形果になりやすいので、人が虫の代わりに受粉させてあげる必要があります。人工授粉ってやつですね。
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おしべとめしべ
(上の画像と見比べて下さい)
中心の丸い山状のがめしべ。
その周りに複数ある、先端に
黄色い花粉がついてるのがおしべです。 |
人工授粉の作業は、一般に筆や綿棒でおしべを触って花粉を取って、それをめしべ全体に万遍なくつけてあげます。ムラがあると変形果の原因になったりします。
しかし、これが結構めんどい!(笑)
筆とか綿棒だとかだとチマチマ細かい作業かったるいー!ちゃっちゃとやりたいし、老眼はじまってるおじさんに細かい作業は辛いわあ。。。と思ってました。(笑)もっと簡単にできないかしら。
という訳で、私のやり方をご紹介します。参考まで。
<私の人工受粉方法>
私のやり方は化粧筆の太筆を使います。(別になんてことないですね(汗))
だって、細かいのがだめなら大きいのでやればいいじゃない(笑)
という訳でもっと幅が広いので、ばっとできないか考えて、100均の化粧筆を使いました。
化粧筆は毛が柔らかいので花にダメージを与えにくいでしょ。多分。
で、最初こんなでかいのでやってみましたが(笑)
楽は楽なんですけど大きすぎて花粉が散らばりすぎるような?受粉はちゃんとできたみたいですが。
老眼おじさんでもさすがにここまで大きくなくても作業できるので(汗)、もっとめしべに花粉の付く密度を上げるために、今はもう少し小さめのを使ってます。
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受粉に使っているの化粧筆
ダイソーで買いました。200円商品だったかも。
毛が柔らかく適度に大きいのでいい感じ。 |
これでやってますが、まあ、大体、大丈夫みたいです。たまに変形果もあるけど、気にしない、気にしない。(おいっ笑)
使うのはどんな化粧筆でも良いと思いますが、自分の指先を筆でなぞってみて圧力がかかりすぎない筆を使って下さい。
例として、この写真の化粧筆なんかはやめた方がいいです。毛自体は柔らかいのですが、毛が平らに密集しているので、毛が柔軟に曲がらず上から押すとコチコチ。めしべは山状なので、めしべの先の部分を潰す感じになってしまいます。ソフトタッチにする必要がありますね。
私の人工授粉の仕方は、筆をめしべの上で、右回り、左回り、上下、左右、斜めと優しくわしゃわしゃ動かして、おしべの花粉を万遍なく付けてます。いちごの花は小さいので、花の上で筆をわしゃわしゃ動かせば、おしべの花粉が取れながら、めしべに付きます。
ポイントは、作業の終わりに花びらを1、2枚ちぎり取ること。これを目印に受粉済みのを区別できますよ。
作業の時間帯は早朝が良いようですが、私は花を見つけた時に、ある程度~完全に開いた状態のものにやってます。あまり開きすぎると使える花粉少なくなるのでその前に。
100均にはいろんな化粧筆が売ってますねー。自分に合うのを探してみて下さいマセ。(100円じゃない場合もあります。)
以上です。
でもまあ、これは手っ取り早く老眼のおじさん向け(笑)の方法なので、、、
綿棒とか筆の方が花粉が付く密度は高いと思うので、ちゃんとバッチリ綺麗なのが作りたい人にはお勧めしません。参考までに。
暖かくなってイチゴが活発に動き出してきましたね。楽しみです。
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