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四季成りいちご(秋冬の評価)
2019/1/28
<園芸>

今ちょっと苺にはまっています。
去年の秋、ホームセンターで四季成りイチゴを見つけたんですよ。四季成りいちごって、小っちゃくって酸っぱくってと言うイメージだったんですが、最近は品種改良が進んでたくさんの品種があり、美味しいのが出てきてるんですね。常温の栽培で一年中イチゴを食べれたら楽しいですよね。(まあ真夏と冬は厳しいと思いますが。)

そういう訳で、去年の秋から四季成りの6種類と一季成りの1種類を育てています。
秋口は外で育ててたんですが虫が付く付く。(泣)なので、部屋に入れて育ててたんですが、直ぐに花が咲いて、筆で受粉させたら実が生りました。四季成りとは言え、収穫には株もまだ小さいし、結構、寒くなってきてたので来春以降だと思ってたんですが。

そして、品種によってはこの二月真近の寒い時期でも花が咲いて実をつけてるんですよ。室温は5~23度と言った感じです。うーん、置いてるのが日当たりのいい加温してない部屋なので、昼暖かく、夜寒い中途半端なハウス栽培になってるのかもしれませんね。一季成りはハウス栽培じゃない場合、通常5月ぐらいの収穫なんですが、少しですが今収穫できてます(笑)
(ハウス栽培だと花芽分化させるために「休眠打破」とかいろいろ手法を使うようですが、何もしてません。)ただ実はやっぱり小さめ。でもすごいなあ。

という訳で、せっかくなので自分の主観で果実の品種別の「仮」の味の評価をしてみたいと思います。
室温栽培(加温なし)で秋冬ですから参考程度に見て下さい。本当の味の評価は春になってからということで。(果実の写真撮っとけば良かったんですが、まあ、春になってからでいいかと(汗)

<注意>
植物の育成状態(果実の大きさや味などの品質)は、同じ品種でも、環境や育成者の技術力によって大きな差が出ます。ここでの評価は品種自体の優劣を評価するものではなく、あくまでも私的な環境、執筆者の技術レベルでの育成状態の評価です。また味も主観によるものです。ご了承の上参考程度にお願いします。品種開発者の方の努力に敬意を表します。

育成環境はどのイチゴも基本同じです。(育成場所、鉢のサイズや土、肥料など。)

果実は、寒い時期ということで、一つのラインに3つ以下になるように摘果しました。
(摘果(摘花)とは、花や実を摘んで、少ない果実に栄養を集中させることで、果実の大きさ、味を充実させる手法です。)

また桃薫以外二粒以上は食べました。

 

品種別の仮評価(秋冬の評価)

<四季成り品種>

・モンタナ
果実の大きさは小粒(市販いちご小粒の2/3ぐらい)。
果実の味:全然酸っぱくなく僅かに甘い。美味いかと言われたら、うーん。(汗)

・ルビーアン
いちごではめずらしい赤い花が咲く。果実が縦長で小粒。
果実の味:酸っぱい。ジャムとかならいいかも。

・デリーズ
果実の大きさは市販イチゴの小粒ぐらい。
果実の味:ほんのり甘く、酸っぱさは無い。香りが良い。なんとか市販いちごの風味レベル。

・めちゃデカいちご
果実の大きさは市販イチゴの小粒~中粒ぐらいの大きさ。草勢強。
果実の味:ほんのり甘く、酸っぱさは無い。香りが良い。なんとか市販いちごの風味レベル。デリーズより水っぽい感じ。

・めちゃウマいちご
全く花が咲かない。評価できず。

・天使のいちご AE(エンジェルエイト)
白イチゴ。草勢強。果実の大きさは小粒~中粒。写真などでは成熟すると実(一般的に種と思われているブツブツ部分)だけが蕁麻疹のように赤くなるみたいだが、現在の環境では赤くならず収穫の判断が困難だった。今回は果実の成熟を香りで判断した。
果実の味:甘い。酸っぱさ無し。香りがとても良く強い。美味しい。一季成りの市販いちごと戦える味。
まだ二粒しか食べてないのでよく分からないが、どっちも食べ始めに杏仁というかミルクと言うか変わった風味を感じたのは気のせい?好みが分かれる部分かも。

 

<一季成り品種>

・桃薫(とうくん)
高級イチゴとして売られているピンク色の大粒品種。草勢強。果実が成熟してくると桃の様な香りがする。収穫時期の見極めが難しい。他の品種と同じ様に受粉作業をしたが、この品種だけは変形果になってしまった。(寒さのせい?)
果実の味:甘い。酸っぱさ無し。香りがとても良く強い。確かに味や食感がちょっと桃っぽいかも。
 現在一粒収穫。香りも強く、全体にピンクに色づいていたので収穫したがまだ芯が少し堅かった。味は良好。甘く美味しかった。 一粒目も二粒目も変形果に。(涙)

 

桃薫 ピンク色のいちごです。
(これは未収穫の二粒目。一粒目より少し小さい。
裏はもっとピンクなので、収穫はあと2日後ぐらいかな?)

 

以上の品種になります。

あくまでも秋冬の、今の段階での総評ですが・・・(あくまで主観ですよ。)
一季成りの桃薫と比べると、やっぱり基本的には、味では四季成りは一季成りにはかなわないのかなあと思いました。

昔のイチゴよりはずっとよくなってるけど、粒は総じて小さめで、味はまだまだかな?と言う感じでしょうか。とても市販のイチゴとは比べられません。AEは別格で美味しかったですけど、他のは少し甘いんですけど水っぽい感じ。うーん、春採りだとガラッと変わるのかな。

でも、自分で育てて収穫するとどんなのでも美味しいんですけどね(笑)春が楽しみです。

しかし、AEにはほんとびっくりですね。外見の特徴や独特の風味を持っている上に、一季成りの市販イチゴとはれる美味さ。白イチゴって、少し前までは見かけだけであまり美味しくないとよく聞きましたし、その上、四季成りなので味は期待してませんでした。(白イチゴも最近は美味しい品種がたくさん出ているようですが。)
開発者の人、すごい苦労したんでしょうね。(ちなみにAEの前に「天使のいちご 雪ウサギ」と言うのがあるので、AEはそれの改良品種なのかもしれません。)四季成りも期待できますね。

それから一季成りいちごの桃薫、ピンクでかわいくて良い香り。今までのいちごとはちょっと違う風味で美味しいです。やっぱり味はまだまだ一季成りかなあ。粒も大きくなるし。なるほど、うまいこと四季成りだけでいいとはいかないものですね。

3月になればいろいろ一季成り、四季成りの品種の苗が並ぶと思いますのでチェックする予定です。(もういくつか狙ってるのはあるんですけどね(笑)) 

いちごの株が旺盛なのは1~2年程度で、果実の収量がどんどん下がっていくので、毎年ランナー(仲間を増やすライン)で子株を増やしていく必要があるそうです。美味しい品種を増やしたいな。
株の植え方もいろいろ考えさせられましたので、次回から試してみようと思っています。日々勉強ですわあ。

そんな訳で、家でいちご狩りするのお勧めですよ。(受粉の手間はあるけど、それもまた楽しみですよ。)

 

育成とは話変わりますが、先日、前から一度食べてみたかった2つの品種のイチゴを食べました。

一つは、「黒いちご」こと「真紅の美鈴」。もう一つは巨大いちごの「スカイベリー」です。どっちもまだ珍しい部類のいちごですね。とても美味しかったです。(写真撮っておけば良かった(汗))

「真紅の美鈴」は確かに他のイチゴと違うのが一目で分かるぐらい赤くて黒っぽい「黒イチゴ」、綺麗な濃いワインレッド色でした。太陽光より蛍光灯下で見るとより色が濃くなりますが、ネットなどの写真ではちょっと分かりづらいなと思いました。実際に見て食べていただきたいいちごですね。果実の中まで真っ赤で、とても甘くて美味しかったですよ。皮がちょっとパリっと張りがある感じで変わった食感でした。

「スカイベリー」はとにかくびっくりするほどデカい。食べるのに5口ぐらい(汗)(小さめのもありますが総じてかなり大粒。)大きいから大味なのかというと全然違う。香りもよく、大きくてもとっても美味しい。スカイベリーの特徴だそうです。色もピンクぽくってかわいいです。

どっちの品種も苗の市販はされてないのが残念。
私はそんなにフルーツ食べる人間ではないんですが、改めて食べると最近のイチゴ美味しいですね。一年に一回ぐらいいろいろイチゴの食べ比べでもしてみようかな。

 

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