(※蜘蛛嫌いの方、写真があるので閲覧注意!)
ヤツに初めて会ったのは引っ越した年の9月ぐらいでしょうか。
夕暮れ時、家の廊下を歩いていると私の横の壁づたいに、何かでかい物が物凄いスピードで天井に向かって通り過ぎた「気配」。音もなく確かに何か通り過ぎた、でかいのが。ゾゾゾッと一気に背筋が寒くなりました。
そのまま、ゆっくり天井を見上げると・・・
ぎゃー!「手のひら」ほどのどでかい蜘蛛がこっちを見てる!!
「うわあああっっ」て、今まで出したことない声上げちゃいましたよ(汗)
「たっ、タランチュラ!?猛毒にやられて死ぬ!」背筋が氷つきましたよ、マジで。
それがあっという間もなく、ゴキブリのような超高速で、空き部屋に入っていったですよですよ!アワアワ!
<以下、蜘蛛が苦手な方、閲覧注意!!!>
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アシダカグモ
コイツで女性の手ぐらいのサイズ。
いきなり現れたの想像してみて下さい。。。 |
こいつです!アシダカグモ!ほんと恐怖で錯乱しました。
ここどこの国だよ???日本だよね!?
こんな巨大で高速移動する蜘蛛なんて世の中にいるの?漫画の世界なの?
なんか夢を見たような・・・一瞬の間にいろいろ考えちゃいましたよ。
でも・・・こいつをこのままにしておいたら恐怖でもう夜も眠れない!!!
・・・入った部屋のドアをそっと閉めて、ダッシュでパソコンの前へ。
検索!!・・・高速で動く蜘蛛、巨大・・・などなど調べてみると・・・
いた!その名もアシダカグモ。大きなものは手のひらほどにもなる。
まさしく、手のひらだったよ!!
ええと・・・毒は無し、ほとんど噛みつかない、人間には無害。ゴキブリを食べるため益虫扱いされて、なぜか「軍曹」と言う愛称も。
はあ~、びっくり。日本にこんなどでかい蜘蛛が住んでたんですねー。おじさん、知らなかった。見かけはとんがってても優しいヤツのようで良かった。ふう~。
毒が無いことが分かりちょっと安心。なんかのケースで捕獲して外に放そう。
大き目の容器を持って、そーっと部屋をのぞくと・・・いない。
いや、どこかにいるよ、絶対いる。なんか気配がする。もう神経がエスパー並みだよ。
でかい空き箱をそーっと動かすと・・・やっぱりいた!
うわあ・・・やだあ、こっちにらんでるよ・・・。。。でも捕獲しないと・・・。
覚悟を決めて、とりゃーとりゃー、大きめのプラケースをカポカポ被せるんですが高速で逃げ回ります。こっちはもう毒が無いの分かってるからね。でも、ゴキブリみたいに突然こっちに向かってこないでね。エイリアンみたいに顔に飛びついてくるのだけは勘弁してね。
でも、1分ぐらい追い掛け回したら・・・
あれ?動かなくなった。近くによっても全く動かない。そこをゆっくりとカポッと捕獲。
こいつ、持久力が無い。体力切れで動けなくなったんだな。うち、障害物少ないから隠れる場所少ないからね。動きも速いんだけどまあ慣れると、そこまででもないかな。
足の動かし方が器用で独特で面白い。うん、なんか全然怖くなくなった。見た目がちょっとアレだけど。
それからも、度々なんか気配がするんですよ。視界の隅になんか入ったような。
神経過敏になってるのかなあと思って探すと大抵ほんとにいる。こいつ、実はかまってちゃんなのか?(笑)
あれから秋口から冬にかけて5匹ぐらいいましたね。最初の奴が一番でかかった。
こんなでかい図体でどこに隠れてたんだよ。
今では見かけてもちょっと追っかけまわして、「がんばれ、がんばれ、おまえ根性足りんぞ~」からのカポッ、外へポイッ、って普通の流れの感じになってきました。慣れって怖いですね。(でも、不意に出てくるとやっぱビビりますが。。。)
冬の時なんか、たった1分ほどドア開けたまま外に出て戻ってきたら、「おかえり!」と言わんばかりに開いたドアの真ん中にちょこんと座ってじっとこっち見てましたよ(笑)
「はいはい、お帰りください。」と手で追っ払ったら素直に出てってくれました。寒いのにごめんな。
それから、あんなでかいのがどこから入ったのか「全部、隙間を封鎖してやる」と調べまくったんですが、分かってきたのはこいつ、小さい時に入り込んで(家で生まれて?)家の中でゴキブリとか食って成長してるみたいです。脱皮した抜け殻が見つかりました。うん、封鎖するの無理だ。
今年も春から何回か子供を見ましたが、どんどん大きいのが増えてきてますね。
こいつらが冬までにあの手の平サイズになるのかあ・・・(汗)うちで居候越冬する気満々ね。
昔から蜘蛛は嫌いじゃないんで殺さないようにしてましたが、あんなでかくて速いとカポカポ被せて追い出すの大変ですわ。
はあー、やっぱ良くも悪くも田舎だわあ。
ほんっっと、頼むから睡眠中だけは出てこないでね。お願いします!(汗)
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