今育てている中で一番注目している「アイスクリームバナナ」をご紹介します。

なんとこのバナナ、バニラアイスクリームのような味の美味しいバナナが成り、しかもバナナなのに耐寒性があるんです。
一般的なバナナは最低10～15度以上の室温が必要なんで、日本で育てるにはハウスなどで加温しないと冬を越せません。（沖縄などの暖かい地方を除く）関東じゃバナナの木（バナナは多年草ですけど）を見れるのは熱帯植物園ぐらいですよね。

このアイスクリームバナナはバナナの中でも数少ない耐寒性がある品種で、それもかなり耐寒性が強く、日本の寒い地方で外に地植えしても、防寒対策をしっかりすれば越冬できるそうです。マイナスの気温に耐えるってすごいなあ。
冬場にハウスとかで加温するのは大変だけど、この品種なら不要。いつか育ててみたかったバナナを育てることができそうだと思ってたんです。

アイスクリームバナナの苗

この子が家に来た苗です。葉っぱから水が滴り出るほどほど瑞々しい。つやつやでとても綺麗な葉です。美人さんでしょ（笑）

葉から水が滴り出ています

ウィルスフリー苗で3500円ぐらいでした。当初の大きさは40センチぐらいだったでしょうか。
うーん、想像してたのより小さくて細い。これだと何年ぐらいで実が成るのかな。

ネットで見ると大きな親株から株分けした苗を売ってる所もあるみたいですね。そっちのはずっと株が太くて見るからに丈夫そうです。短期間で実が成るらしいですがなるほど納得。アイスクリームバナナを育てたいと思ってる方は、そっちも検討した方がいいかもしれませんね。
でも、こっちの苗も小さくてかわいいですよー（笑）

どこの場所で育てるかいろいろ悩みましたが、私は60Lの大鉢に植えて室内で育てることにしました。
最初は外で育てることを考えていたのですが、この苗は小さいので、それなりに大きく育ってからでないと屋外での越冬は体力的に厳しいんじゃないかと思いました。
アイスクリームバナナの耐寒性が高いとは言え、屋外での越冬には霜よけや保温などの防寒対策が必須なので、元々のバナナの生態を考えると無理をさせてるんじゃないかなと。越冬できずに枯れた話もあり、一か八か試して、翌年に成長阻害の影響出るのも嫌ですよね。できるだけ安全にいこうと思います。
アイスクリームバナナは植木鉢でも育てられるようなので、このまま冬までに十分育ってくれれば、室内でなら防寒対策も不要でいけるはず（多分）
でも、葉を広げてかなり大きくなると思うので、一部屋潰れるのかな（汗）このまま60Lの鉢で収まってくれるといいんだけど。。。

現在、育て始めて一か月ぐらい経ちましたが、このアイスクリームバナナって成長が早い！
なんか目に見えて葉っぱがどんどん出てくる。水分豊富みたいで葉っぱから水分が染み出てきます。葉っぱの形も南国感ありますねー。緑も綺麗で見てて飽きません。なんかウキウキします。観葉植物としてもお勧めですね。まだまだ小さいので、冬までにしっかり大きくなって越冬する体力つけて欲しいです。

話が変わりますが、私は以前、南米を個人旅行したことがあります。（何十年も前のことですが。。。）
もうどこの国の話だったか定かではないんですが、めちゃくちゃバナナが美味しかったんですよ。露店などで無造作に山積みにされたバナナだったんですが、小型で、皮は薄汚れた感じで見栄えは良くないのに、食べてみると身はしっかりしてて、とても甘くてねっとりと適度にもっちりしてて、日本で食べるバナナとはもうほんと別物。ああ、やっぱ産地で食べると違うんだなあと感動したのを覚えてます。
貧乏旅行だったんで、美味しいと分かってからは昼飯代わりにちょくちょく食べてました。（当時の南米の物価はどの国も日本並みで高かったんですよ。）

いまだにあれ以上のバナナを食べたことないです。（まあ、そんなにバナナ食べてる訳じゃないんですけど。）あれに近いのが食べれればと、ネットとかに書いてある「売ってるバナナを美味しくする方法」とかを試してみたこともあるんですが、確かに美味しくなりますが、南米で食べたのと比べるとベースが違うって言うか、全然でしたね。これは品種の違いなのか、収穫時の成熟度の違いなのか。日本に来るバナナはみんな青い内に取って日本で熟成させたものなので、そこら辺の違いがあるのかもしれませんね。（バナナは収穫後に追熟が必要。）

そんな訳で、ずっと「自分でバナナを育てることができれば、あれに近いものが味わえるかな。」と、思い描いていました。ああ、自分で育てた、樹上で十分に成熟してから収穫したバナナを味わってみたいです。

はてさて、この木（草ですが（笑））は、はたして収穫まで何年かかるのか。楽しみです。