「品種」とは、同じ種類の植物を掛け合わせたり、突然変異などで生まれた植物のことで、簡単に言えば兄弟、子孫といった感じです。
植物には多くの品種があり、同じ種類の植物でも品種によって特徴が大きく異なります。
例えば「桜」なら、ソメイヨシノや大島桜、江戸彼岸などたくさんの品種があり、花の大きさ、色、形など大きく異なります。桜の花びらは基本5枚ですが、八重咲きの品種なら花びらの数も全然違います。
でも、掛け合わせて生み出されたなら、一本しかないはずの品種の苗がたくさん販売されてるのは不思議ですよね?
販売されている品種の多くは、大元の木を接木や差し木などの技術で増やしたもので、同じ個体から増えているクローンのようなものです。ですので、どの苗でも花や果実などの特色は固定されています。 桜の場合、ソメイヨシノが有名ですね。
品種の特徴の例として、「さくらんぼ」の2つの品種を比べてみます。
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