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  島とうがらしの越冬と通年育成について
島とうがらし

(島とうがらしの育て方については先にこちらをご覧下さい。)

 

島とうがらしを越冬させて通年育成するメリット>
最初にお断りしておきますと収穫だけで考えるなら、島唐辛子を何年も育て続けるメリットはあまり無いですね。。。
よほど大きな木にでもならない限り、毎年、苗を複数本植えた方が収量が良いと思います。一年生の消費物と割り切れば、病気にも対応しやすいですし。
(まあ、これは今の所の感想ですが。一昨年30Lの大鉢に変えたので、巨木(笑)に育てば変わるかもしれません。(笑))

じゃあ、なんで何年も育ててるの?(笑)

私の場合は、どう育つのか、変化を楽しんでいます。
だって、一年草だと思ってたのが、実は多年草なんですよ?しかも木みたいに育つって。どう育つのか知りたくありません?結果が気(木)になっちゃって。(うまいっ!うまくねーよ。(笑))
どれぐらい大きくなるの?何年ぐらい生きるの?いろいろ疑問は尽きません。愛着もわきますよ。

唐辛子以外にも、日本では一年草の扱いでも、実際は多年草のものは他にもいろいろあります。トマトとかもそうですね。機会があればいろいろ育ててみたいと思っています。

 

島とうがらしの越冬>
島とうがらしの一年生(一年目)の耐寒温度は6~8度程度だと思われます。関東では何もしなければ冬に枯れてしまいます。

確実とは言えませんが、屋内なら加温しなくても越冬できる可能性があります。(最低室温5度程度を想定。)
参考までに以下に、私がやった加温しない場合の越冬方法を記載します。お住いの環境に合わせて防寒対策を追加するなど、試行錯誤してみて下さい。

 

私が行った越冬方法>
一年目の越冬時、最低気温6、7度程度の部屋で、「加温無し」、「切り戻しあり」、「マット敷きあり」、「他の保温対策なし」、という環境で越冬できました。

具体的な方法:

1、様子を見る
室内のなるべく暖かい場所に鉢を置いて様子を見て下さい。
直接暖房の風が当たらない所において下さい。夜の窓際も冷気がくるので避けて下さい。

寒くなってくると枝の先端から色が変わり葉が落ち始めてきます。
これは成長を停止して寒さへの守りに入った状態です。これ以上進むとそのまま枯れてしまう恐れがあります。ここで、「切り戻し」をします。

2、切り戻し
「切り戻し」は、枝(茎)を切って成長点をコントロールする技法のことです。
ここでは、植物が葉などを維持するための余計なエネルギー消費を減らすために、バッサリと枝を切ってしまいます。
具体的には、主幹を15~20センチ程度まで切り詰め、枝も横に少し残す形で切り落とします。

 

切り戻しのイメージ
切り戻しのイメージ

バッサリ枝を切り落とします。

 

 

3、春まで待つ
後は春まで待ちます。徐々に枝を切った部分から枯れが進みますが様子を見て下さい。

水は通常通り、土の表面が乾いたら水受け皿に抜けるまでたっぷりあげて下さい。(休眠状態なので水の消費もほとんどなく、なかなか乾かないと思いますが。)
水受け皿の水は捨てて、溜めないようにして下さい。

もし春になっても葉が出てこなかった場合は、残念ですが寒さで枯れてしまった可能性が高いです。
以下の状況をチェックしてみて下さい。
・その年はたまたま例年より特に寒い年でしたか?
・株が弱かった可能性(個体差による耐寒性、秋までの株の大きさや育成状態など)はありませんか?

防寒対策:
寒い室内環境の場合は、保温対策をすることをお勧めします。
保温シートで鉢を包むなどの保温対策については、私は島とうがらしではやったことはないですが、他のいくつもの植物で有効性を確認しています。詳しくはこちらを参照して下さい。

1年目の冬を乗り越えられれば2年目からはぐっと耐寒性が上がり、越冬が楽になります。防寒対策を改善してまたトライしてみて下さい。

 

以上です。

ちなみに私の育てている株は、2年目からは切り戻し無しでも越冬できました。(調子はいまいち。)
一昨年は、最低室温4度程度でも葉を落とさずに越冬しました。(調子はいまいち。)

今の所、冬にある程度切り戻しした方がいい結果が出ていますが、今後温室の利用なども進め、切り戻し無しでも良い結果を出して、大きな株に育てる予定です。

(島とうがらしの育て方についてはこちらをご覧下さい。)

 

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