今年から庭でパッションフルーツ(和名:クダモノトケイソウ)を育てようと思い、品種を調べました。パッションフルーツって葉がツヤツヤ青々としてて夏に涼しそうだし、美味しい実がたくさん成ったらこれまた素敵ですよね。いろいろ見た中でサニーシャインと言う紫実系の品種が良さそうだったのでネットで注文しました。
サニーシャインは新しい品種です。品質の良い紫色の大実が成り、パッションフルーツに必要な追熟をしないでも酸度が低く甘いとか。本来、多年草のトケイソウですが寒さに弱いため、ホムセンとかでは一年草扱いで売ってるので300、400円ぐらいとお手頃価格。でもこの苗は1500円(送料別)もしたんですよー。美味しい果実みたいなので奮発しました。もちろん冬は越冬できないか防寒して試す予定です。(パッションフルーツの紫実系は外での越冬例がいろいろあるようですので期待できるかと。一年草扱いするには高すぎる(汗))
このサニーシャインは一本でも結実する品種なんですが、他品種を混植すると収穫量が安定するということで、もう一本、ホムセンで別品種を買って植えました。それは黄色実の品種で、タグの名前もまんま「イエロー」(汗)500円ぐらいの苗だったかな。
黄色実系は寒さに弱いようなので、越冬できるかちょっと心配。紫系にしておけば良かったかな(汗)でも紫実と味比べしたいじゃないですか。見た目もカラフルで涼しそうだし。まあぶっちゃけ越冬が難しくても、一年草と割り切れば、夏に収穫できれば最低限の満足ができるしね。(サニーシャインはそれじゃ満足できないけど。。。)
ところが・・・。
植えて間もなく害虫による食害でいつの間にか苗の葉がぼろぼろに!ぎゃー!しかも、サニーシャインの葉ばかりが食われてます。これじゃ夏の収穫どころじゃないー。
くそおー、高い方ばっかり狙いやがって。葉っぱの味も高級なのかよー。(いえ、いえ、植物の命に値段なんか全く関係ないですからね。もちろん、どっちの苗も大切ですよ。(汗汗))
何の虫が食ったんだろう。毛虫かな。あちこち探しても見つからない。どっか潜って夜行性なんだろうなあ。こういう見えない敵はほんとやっかいだ。まずは植物の成長優先と言うことで、オルトランDX撒いて未知の害虫の防御と駆除。農薬はなるべく使いたくないけど果実をつける前に枯れたらしょうがないからね。
それから一週間ぐらい観察していたんですが、うん、被害は広がってない。これでもう大丈夫という訳で安心しきっていたのですが・・・。
雨の日に庭を散策していて、ふとパッションフルーツを見てみたら・・・
ぎゃー!サニーシャインの葉が8割ぐらい食われてる!ボロボロのボロボロの瀕死になってるー!なんでー???
よく見ると葉っぱの端になにか付いてる。これってばナメナメ、なめくじだー!なめくじが一生懸命ナメナメしてるー!それも何匹も!!!パーティーしてるー(泣)
なんだよー、この食害ってナメクジのせいだったのか。この日は雨だったんで日中も活発に活動してた様です。
くそお、この苗いくらしたと思ってんだ、高い方の苗ばっかり食いやがって、この食通気取りがー!(え、お金の問題じゃないんじゃかったの?(笑))うるせえ、金だ、金!食うなら安い方だけ食えーこんちくしょう(最低野郎)
はあー、鉢の近くにナメクジ駆除剤を置いてたので、これは想定外でした。このナメクジ駆除剤、いつも強力な効果出てたんで安心しきってました。薬の匂いよりもパッションフルーツの若葉の方が魅力的だったってことね。
ちなみにうちでは4月~6月に集中的にナメクジ駆除剤を置くようにしています。涼しい次期から梅雨の時期にかけては、ほんとよく見ますので。
という訳で今更ですが、庭に置いているナメクジ駆除剤を鉢の上と周りに集めて置き直し、様子をみることにしました。
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パッションフルーツ
(サニーシャイン(右)とイエロー(左))
見て下さい、右のヤツばかり
葉っぱ食われてるでしょう。
真ん中のナメクジ駆除剤の周りに
干からびたナメクジが見えます。 |
何日間か様子を見た所、駆除剤の横で何匹かナメクジが干からびたのがありましたので、パッションフルーツを順調に防御しているようです。
はあああ、でもショックデカい。サニーの葉はほとんど無くなってるからなあ。もう瀕死だよなあ。やっぱ無理かなあ。ああ、どうか立ち直ってくれますように。がんばれー。
追伸:
あれから3週間ほど経ちましたが、瀕死だったサニーシャインは枯れずに新しい葉を出してがんばってくれました。ありがとー。今ではぐんぐんと園芸用のネットを元気に這い上がっています。これで一安心。
駆除剤置いてからは、なめくじに葉を食べられなくなりました。完全復活にはちょっと時間かかるだろうけど、頑張って結実まで行ってくれー。
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